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日本初(※)次世代ゲノム解析サービス「Zene360」をB2B/B2E向けにリリースおよび資金調達についてのお知らせ(※自社調べ 2021年2月19日)


株式会社Zene(本社:東京都千代田区大手町1丁目5−1 大手町ファーストスクエ イーストタワー4階、代表取締役:井上 昌洋、以下「当社」)は、インキュベイトファンドを引受先とした第三者割当増資により5000万円の資金を調達しました。
当社は令和2年2月に設立後、東京大学等の大学研究機関と共同研究を実施しながら、次世代の科学的根拠を用いた特定の疾患に関するリスク判定と改善プランのサービス開発を進めています。

<シードラウンド資金調達の概要>
当社は、ゲノム解析サービスおよびゲノムデータ解析プラットフォームの提供を主な事業とするスタートアップです。生涯不変なゲノム情報を通して、ITとバイオサイエンスを融合し、個別化した健康で持続的な社会の実現を目指します。
近年の研究によって遺伝子の体質への影響が解明されてきています。当社は大学との共同研究や最新の科学的根拠をもとにした、生活習慣病やがん等の疾患のリスクを分析を行ないながら、高度な疾病リスク判定とリスク低減のためのソリューションプログラムを統合的に提供し、未病段階からの予防医療と精密医療の実現に寄与することを目指します。本資金調達を受け、まずは2型糖尿病と乳がんを対象とするリスク判定・リスク低減プログラムを開発し提供を開始致します。

また、本ラウンドの投資家であるインキュベイトファンドから、医療・ヘルスケアスタートアップの立ち上げを支援した経験を豊富に有する村田 祐介氏が当社の社外取締役に就任致しました。
創業メンバー(井上・有地)



<次世代ゲノム解析サービス「Zene360」の概要>
株式会社Zeneは本日(2021年3月8日)より従業員の健康増進施策を検討中の企業、健康保険組合向けに次世代ゲノム解析サービス「Zene360」提供の募集開始をいたします。

■ ゲノム解析サービスについて
ゲノム解析サービスとは、個人が生涯不変な遺伝子情報を、自宅で採取しただ液から調べることができる遺伝子検査サービスです。アメリカでは、遺伝子情報を調べることによって、ヘルスケア・医療・生活習慣改善など多くの分野でパーソナライズされたサービス提供を受ける基盤として3000万人を超える個人によって利用され普及しており、今後も増加が見込まれています。科学の進歩により、最新の遺伝子研究によって次世代の成果が出てきており、機械学習を使った高精度なリスク算出方法が大いに役に立つことがわかってきたことがその背景にあります。

■ Zene360について
Zene360は、遺伝子に影響を受ける生涯不変な健康リスク、体質などを最先端技術を用いて高精度な分析を行い、その結果を健康保険組合向け・地域自治体などに安価に提供するサービスです。(一般向け販売も今後検討しています。)
健康診断とは異なり、「自宅で」「簡単に」「安価に」「高精度な」健康リスクの解析を受けることが可能となります。
また解析結果のリスクに応じた対応方法も提案していますので、利用者にとっては、高精度な解析だけにとどまらずに、健康保険組合様向けに個別化した医療費最適化介入ソリューションをセットにしたトータルパッケージとしてご利用いただくことができます。
サービス開始当初は生活習慣病やがんなど、多くの方々にとって課題となり、かつ予防的対策が重要になる健康リスクについての解析を提供していきます。さらに、今後、エビデンスが増えることで追加の検査費用なしで対象の検査を増やしていく予定です。



■今までの遺伝子検査との違いについて
今までの遺伝子検査はSNP解析と言われる、日本人集団における個人の遺伝子の違い数個をタイプ別に分けて、それぞれのタイプにおける疾患者割合を既存研究のデータを元に提供されていました。この手法はGWAS(genome-wide association study)といわれて、国内外問わず十年以上、遺伝子検査の根拠として利用されていました。GWAS解析の課題として、その精度が低いことで、臨床的な有用性が乏しく、健康診断などへの応用するまでに普及していませんでした。
一方、近年の「ビックデータ化」「機械学習の発展」により、ゲノム情報全体として統合的に機械学習を行う手法の有用性について多くの論文が出るようになり、次世代の解析手法として多く報告されるようになりました。
今までのSNP解析などの数個の遺伝子解析手法を総称してモノジーン解析と呼ぶ一方で、ゲノム情報全体を統合的に解析する多因子解析をポリジェニックリスクスコアと呼び、今後の主流になることが想定されています。そのポリジェニックリスクスコア手法を日本で初めて(※)採用する解析がZene360です。
また、生活習慣病などの疾患予測において環境リスクも評価することが重要なため、Zene360では環境リスクと体質リスクの両面から相対的な危険度を算出し、医師の確認の元に結果をご返却します。(環境リスクは現在、大学と共同研究をすすめています)
高精度な検査を提供できることにより、個別化した健康診断や介入プログラムの提案などが効果的に行えるようになります。
※2021年2月19日現在 自社調べ

■ 参加企業様・健康保険組合様の限定募集について
現在、初期リリースとして各大学(東京大学、ほか複数継続検討中)と共同研究を行っており、研究にご参加いただく代わりに、解析コストを安価に提供しております。(※諸条件あり、詳細は下記よりお問い合わせください)
ご採用いただいた企業様や健康保険組合様にも、従業員のデータ管理サイトを提供予定(時期未定)で、医療費削減効果などを計測することが可能となります。なお、管理サイトでは、個人の遺伝子情報は閲覧できないためセキュリティの観点で安心してご利用いただけます。また、地域自治体様向けにもご提供をいたしますので、包括的地域健康プラットフォームの先進的な事例としてご利用いただくことも可能です。



■健康保険組合・地域保健事業ご担当者様
本件の導入やサンプル試用、エビデンス詳細などに関してご相談を承っておりますので、下記より必要事項を記載の上ご連絡ください。折り返し担当者よりご連絡差し上げます。
(※時期によってご返信までお時間がかかる可能性がございますのでご了承ください)

Zene360導入相談申し込み
https://zene.co.jp/rd/apply
(※外部フォームを利用しています。)

 ■共同研究について
弊社はゲノム解析サービス提供にあたり「科学的根拠」「情報のアップデート」を重視しています。ゲノムの研究は日進月歩で進んでいくため、常にアップデートを行う必要があります。弊社は、各大学と共同研究を通じて最新の科学的根拠提供を行っています。
共同研究の一例として、東京大学と日本人の祖先解析に関する共同研究に取り組んでいます。

■注意事項
本解析は、集団における相対的な生涯不変な危険度を表すもので、現在の状態から疾患を推定する診断目的ではありません。本解析は、医師による最終確認を伴いますが、不安に思われる方は提携医療機関をご案内いたしますのでお問い合わせください。
相対的なリスクは母集団による影響を大きく受けるため、本解析は、データ量により結果が変化する可能性があります。今後、日本人のデータが集まればより高精度な検査が行える可能性があり、定期的にご自身の結果を再度ご確認いただくことを推奨しております。
解析した情報は、統計処理されて個人を識別できない状態(※)で研究に活用されます。ただし、個人情報を含む情報を目的外に利用することはありません。今後、お預かりした個人情報を利用規約以外に活用する際は必ず明示的な同意(オプトイン)を取得した情報のみを各種法令に則ってご案内をします。
(※個人情報保護法における、個人識別符号、匿名加工情報いずれにも該当しない状態)

<株式会社Zeneについて>
■ 会社概要
会社名:株式会社Zene
所在地:東京都千代田区大手町1丁目5−1 大手町ファーストスクエア イーストタワー4階
代表者:井上 昌洋
設立:2020年2月10日
​資本金:5500万円(資本準備金含む)
URL:https://www.zene.co.jp/

■ チーム


代表取締役 井上 昌洋
ヤフー株式会社に入社後、金融系サービスなどを担当したのち、デジタルヘルス分野に10年以上従事し、ゲノム解析サービス「HealthData Lab」を立ち上げ、事業責任者として日本におけるゲノム事業に精通。
ヤフー子会社ワークアンドウェルネス株式会社代表取締役などを兼務し、健康保険組合の単一健保化、クリニックの立ち上げなどの業務を経て、独立し現職に至る。

取締役 有地 正太
京都大学大学院医学研究科医科学専攻修了
ヤフーに入社後、サービス開発の標準化やプロセス改善に従事。
同社開催の日本最大規模ハッカソン等の運営等にも携わり、新規領域、イノベーション領域でのサービス開発を手掛けた後、同社遺伝子検査サービス「HealthData Lab」で主にビジネス開発や研究開発をリード。
理化学研究所等18社が参画する毛髪診断コンソーシアムのデータ解析のリード及びデータ・ドリブンのビジネス化推進役として、研究成果を用いた事業化へ貢献。

取締役 別所 直哉
1999年7月 ヤフー株式会社入社。法務部長、法務本部長を経て2018年まで執行役員。
2019年10月 京都情報大学院大学教授(現職)
2020年4月 紀尾井町戦略研究所株式会社代表取締役就任(現職)

社外取締役 村田 祐介
2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。
2015年より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会企画部長を兼務。
Forbes Japan「JAPAN's MIDAS LIST(日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキングBEST10)」2017年第1位受賞。

CTO 穴井 宏幸
2009年 ヤフー株式会社に入社
2014年 ヤフーの社内ベンチャー制度で起業したリッチラボ株式会社に設立と同時にジョイン、スマートフォンのリッチ広告事業やWebサービスの設計・開発に携わる
2016年 ヤフー株式会社の上位1%エンジニアだけが取得できる黒帯(フロントエンド)に任命。
2019年 サイボウズ株式会社のフロントエンドエキスパートチームに所属し、同社のプロダクトのWebフロントエンド視点での改善や、同社の開発事例やWebの最新技術の社内外への発信に従事。
専門書籍の執筆などにも精力的に従事。




■  採用について
当社は優秀な人材を必要としています。多くの職種で募集していますので、以下ページをご覧になり、取り組みに共感いただけたらぜひご応募ください。
採用情報ページ:https://www.zene.co.jp/recruit
会社紹介ピッチ:https://www.zene.co.jp/rd/hr-open

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